「アイたちの学校」ブログ

タグ:ライフ映像ワーク

新チラシ表30%に縮小


新チラシ裏30%に縮小



 私は「アイたちの学校」(2019年。99分)の次回作として在日外国人差別問題をテーマとするドキュメンタリー映画「ワタシタチハニンゲンダ!」(114分)の制作を進めてきましたが、4月に完成しました。

 本作は、在日韓国・朝鮮人、技能実習生、難民、入管収容者など多様な立場の外国人に対する差別問題の全体像を描く初のドキュメンタリーです。

 昨年のウィシュマさん死亡事件以後、在日外国人の処遇改善を求める世論が画期的に高揚し、今年は重要な転機を迎えています。こうした世論喚起に寄与したい想いで制作しましたので、いろんな形でご協力をよろしくお願いいたします。

本作の特徴

外国人差別問題の歴史と現状を描く。

多くの当事者、支援者等の証言を取材。恐るべき実態を視覚的に明らかにする。

特に入管の監視カメラ等で映された様々な映像を入手できたことは重要。被収容者が暴行を受けるシーン等は衝撃的で、「歴史に残る作品」という評価もいただく。

上映について

5月からロードショー開始。大阪・第七藝術劇場は528日から、京都シネマは63日から。名古屋・シネマスコーレは後日公開が決定。以後、各地に展開予定。

英語版、韓国語も製作し、世界各国でも上映していきます。

予告編;ユーチューブに公開

https://youtu.be/wAFhpVLHA_8

 

            監督/高賛侑(コウ・チャニュウ)

kochanyu@hotmail.com

(090)6376-3678





スリランカ人女性ウィシュマさん(33)が今年(2021年)3月に名古屋入管で死亡した事件をきっかけに外国人差別制度問題が大きな社会問題として浮上してきました。

日本では在日韓国・朝鮮人差別が長年続いてきましたが、1980年代以後、他の国から来たニューカマーに対する差別問題が激化してきました。

私は19年に制作した「アイたちの学校」に続く次回作として、在日外国人差別をテーマとするドキュメンタリー映画の制作を決意しました。オーバースティ、技能実習生、難民、入管収容所などの取材を進める過程で信じがたいほどの非人間的な差別の実態に衝撃を受けています。

今回の作品では、外国人差別制度の歴史と現状を描くことによって、差別撤廃を求める国内外の世論を高める運動に寄与したいと思います。

6月から開始したクラウド・ファンディングのチラシを添付しますので、趣旨に賛同する方々のご協力をよろしくお願いいたします。

■「A-port映画」で検索。https://a-port.asahi.com/projects/kochanyugaikokuzin/
CFチラシ表

CFチラシ裏


3月に受賞が発表された日本映画復興奨励賞の賞状が今朝(76日)送られてきました。対象者は<映画『アイたちの学校』の高賛侑監督はじめスタッフ一同殿>となっています。制作・支援金・上映活動などで参加して下さった皆さんと一緒に喜びを分かち合いたいと思います。

I200706日本映画復興奨励賞5月30日

「アイたちの学校」 第37回日本映画復興奨励賞受賞!
「アイたちの学校」にもう一つの勲章です。2020年3月21日、日本映画復興会議において『アイたちの学校』の高賛侑監督はじめスタッフ一同に対し、日本映画復興奨励賞の受賞が発表されました。 日本映画復興賞は社会派の巨匠・故山本薩夫監督(「戦争と人間」、「華麗なる一族」「白い巨塔」等)の発意によって始まったものであり、歴代の受賞者は仲代達也、三国廉太郎、熊井啓、山田洋次といったまさしく日本映画の頂点に立つ方々の名前が連なっています。 今回の受賞はまことに光栄なことであり、朝鮮学校の権利を守るための上映活動にも大きな励みになります。日本映画復興会議および多くのご支援をくださった方々に改めて深くお礼申し上げます。

■日本映画復興賞フェイスブックより https://www.facebook.com/日本映画復興賞-101332841467105/?modal=admin_todo_tour

日本映画復興会議は、2019年度の日本映画復興賞を下記の通り決定しました。  今年度の作品・活動を対象とする第37回日本映画復興賞においては、日本映画復興賞1件、日本映画平和賞2件、日本映画復興奨励賞3件、特別賞1件、感謝状1件の贈呈を決定しました。

■第37回(2019年度)日本映画復興賞受賞者
◎日本映画復興賞 ・『時の行路』の神山征二郎監督はじめスタッフ一同
◎日本映画平和賞 ・石子順氏 ・『陸軍前橋飛行場』の飯塚俊男監督はじめスタッフ一同
◎日本映画復興奨励賞 ・『新聞記者』の藤井道人監督、『i 新聞記者ドキュメント 』の森達也監督、両作品のプロデューサーの河村光庸氏はじめスタッフ一同 ・『星に語りて Starry Sky』の松本動監督はじめスタッフ一同 ・『アイたちの学校』の高賛侑監督はじめスタッフ一同
◎特別賞 ・故 大澤豊氏
◎感謝状 ・故 片桐直樹氏

■韓国の公共放送・KBSでは毎週木曜日夜(22:0022:55)に「ドキュ インサイト」という番組がありますが(日本の「NHKスペシャル」のような番組)、「アイたちの学校」を55分に短縮したバージョンを3月5日(2月の予定を変更)に放送してくれました。

昨年1130日に東京ドキュメンタリー映画祭で上映されたときにご覧になったKBS日本特派員のディレクターが本社に提案し、1月に正式決定にいたったものです。同ディレクターが、本編のテーマを尊重しながら、韓国での放送向けに再編集し、私が最終確認しました。

韓国の支援団体を通じてSNSなどで事前に広報したところ、多数の方から「感動した」というメールが寄せられました。

今年は韓国での上映活動を本格化したいと思っていたので、非常にうれしいことです。

 

 

 


↑このページのトップヘ